「うさぎを診てもらえる病院がなかなか見つからなくて」という声は、開院当初から今も変わらず聞きます。犬猫に比べて、うさぎや小動物を専門的に診られる動物病院は多くありません。当院では開院当初からエキゾチック動物の診療を行っており、専用の待合スペースと保温ケージを備えています。
うさぎが犬猫と大きく違う点 ¶
うさぎは「具合が悪い」ことを隠す本能があります。野生では弱みを見せると捕食されるためです。そのため、症状が明らかになったときにはすでに病状が進んでいることが少なくありません。食欲の低下、糞の量や形の変化、動きが鈍い、といった小さな変化を見逃さないことが重要です。「いつもと少し違う」という飼い主さんの直感は、非常に重要な情報です。
受診のタイミングの目安 ¶
うさぎで特に注意が必要なのは、12時間以上食事をしていない、糞が出ていない、お腹が張っている、といった消化管うっ滞のサインです。これは命に関わる緊急状態になることがあります。また、歯の不正咬合(歯が正常に噛み合わない状態)は食欲低下の原因として多く、定期的な口腔内チェックをおすすめしています。
診察時に気をつけていること ¶
うさぎは興奮やストレスで急変することがあります。当院では、犬猫と同じ待合室に長時間置かないよう、専用スペースを設けています。診察台の上では、できるだけ短時間で必要な情報を得られるよう、触診・聴診の順番を工夫しています。保定(体を固定すること)も、骨折リスクを避けるため、慎重に行います。
日常ケアで大切なこと ¶
うさぎの消化管を動かし続けるために、チモシー(牧草)を常に食べられる状態にしておくことが基本です。ペレットは補助食品として少量にとどめ、野菜は水分の多いものを与えすぎないよう注意してください。爪切りは月1回程度が目安で、当院でも処置を行っています(予約制)。
うさぎ・小動物の診療についてご不明な点は、まずお電話でご相談ください。受診前に「どんな情報を持参すればいいか」もお伝えできます。